進行膵頭部癌における新しい治療方針を解明 〜術前化学放射線療法の有効性を証明〜 研究活動 | 研究／産学官連携

成 「里 ５ 1里 日

古屋大学大学院医学系研究科。研究科長 橋雅英)消化器外科学分 藤井 努

。ふ い )准教授 小寺 泰弘。こ や ひ )教授 研究グ プ 周囲 血 管 浸潤 膵頭部癌 い 手術単独 比較 術前化学放射線療法後 手術

予後 改善 こ 明 ま た

膵癌 本邦 々増加 発見時 進行 い こ 多 また 門

脈や上腸間膜動脈 周囲 要血管 浸潤 い こ 多 あ ま 今ま

手術 こ 最良 さ ま た 再発率 非常 いた 新

い治療方法 開発 急務 た

本研究 関西医科大学医学部外科学講座 井 壯 。さ いそうへい)准教授 權 雅憲。こ まさ )教授 共 研究 二施設 膵頭部癌手術504例 検討 ま た そ 結果 血管 浸潤 い い膵頭部癌 手術先行 術前化学放射線療 法 長期予後 等 た 門脈 浸潤 膵頭部癌 動脈 接 膵頭部癌 手術先行 長期生存率 良 あ 術前化学放射線療法 行 手術 行うこ

長期生存 意 改善 こ 明 ま た また 術前化学放 射線療法 行 た症例 ンパ節転移率 膵周囲剥離面 癌陽性化率 低

こ 長期生存 寄 い 可能性 示唆さ ま た

膵癌 対 強力 化学療法 利用 う た現在 本研究

今ま 治癒 可能 言わ た膵癌 治療成績 改善 た 要 契機 こ 今後期待さ ま

本研究成果 科学雑誌 Joつrnぐl of Gぐsっroenっerologと 。「016 5 11 日付) 掲載さ ま た

行膵頭部癌 け 新しい治療方針 解明

〜術前化学放射線療法 効性 証明〜

行膵頭部癌 け 新しい治療方針 解明

〜術前化学放射線療法 有効性 証明〜

ポ ント

○門脈 浸潤 しく 動脈 接触 膵頭部癌 術前化学放射線療法 行 手術 行うこ 長期生存率 改善 こ わ ました

○リン 節転移率 膵周 剥 面 癌陽性化率 く こ そ 要因 あ 考え ました

．背景

膵癌 世界 死亡原因 第 あ 本邦 年々増加し いま 罹患者 た た ％し 長期生存 得 い さ 除手術 施行し そ 大半 再発しそ 予後 非常 良 あ た 新しい治療戦略 開発 急務 さ いました 近年 術

前治療 有効性 報告さ 始 ました 詳細 明 く 特 行

有効 いう点 解明さ いま した

本研究 関西医科大学外科学講 共 研究 古屋大学 関西医科大学 い 2013^{年ま 除 企 し 治療 行 た膵頭部癌症例}504^{例 対象 し 術前化学} 放射線療法 _NACRT 有効性 検討しました 行 _NCCN基準 除可能

除可能境界 門脈浸潤_{, Figure 1} 除可能境界 動脈接触_{, Figure 2}

類し 検討しました また施設 治療 時期 選択 ス 補正 た 傾向ス コ 用いたInverse probability of treatment weighting^{法 統計解析 行いました}

．研究成果

416^{例 手術先行} 88^{例 術前化学放射線療法 施行さ いました 放射線療法 し} 計_50.4グレ ₂₈回 け 照射し 併用 化学療法 し テ エスワン₍₈₀ mg/m²/day) 2 ^間内服 1 ^間休薬 2^{コ ス投 しました}

血管 浸潤し い い 除可能膵癌 手術先行_{vs NACRT} 統計学的補正後 年 生存率 52.2% vs 59.2% ^{統計学的有意差 無く} NACRT ^{有効性 明 あ ま} した し し 門脈 浸潤 膵頭部癌 い 手術先行_{vs NACRT} 年生 存率 25.6% vs 71.1% NACRT ^{生存率 有意 延長しました また主要動脈 接触} 膵頭部癌 い 年生存率 15.4% vs 38.4% NACRT ^{有効性 証明さ ま} した (Figure 3) ^{血管 浸潤 接触 膵癌 い そ 他 因子 検討した こ}

NACRT^{後 手術 い 出血量や手術時間 増加 こ く 在院期間 等 し} た 除検体 因子 病理学的リン 節転移陽性率 び膵周 剥 面 癌陽性化率

有意 し こ 長期生存 寄 し い 可能性 示唆さ ました

Figure 1. ^門脈(PV) ^{浸潤 膵頭部癌} CT^冠状断

Figure 2. ^{腸間膜動脈}(SMA) ^{接触 膵頭部癌} CT^軸状断

Figure 3. ^{各 行 け 手術先行} NACRT ^{全生存率 比較}

．今後 展開

膵癌 手術自体 非常 高 また予後 極 良 あ 治癌 代表 さ いました し し近年 強力 新規化学療法 わ 国 承 さ 治療効果 改善 報

告さ いま ま 専門施設 い 膵癌 行 正確 評価 こ 重要

血管浸潤 術前治療 行うこ 長期生存 期待 可能性

あ ま 本研究 今ま 治癒 可能 言わ た膵癌 治療成績 改善 た 重要 契機 こ 期待さ ま

．用語説明 門脈：

小腸 消化管 脾臓 血液 受け 消化管 吸収さ た栄養 肝臓 運 ぶ血管 膵頭部 背中側 走行し い

．発表雑

Tsutomu Fujii, Sohei Satoi, Suguru Yamada, Kenta Murotani, Hiroaki Yanagimoto, Hideki Takami, Tomohisa Yamamoto, Mitsuro Kanda, So Yamaki, Satoshi Hirooka, Masanori Kon, and Yasuhiro Kodera.Clinical Benefits of Neoadjuvant

Chemoradiotherapy for Adenocarcinoma of the Pancreatic Head: An Observational Study using Inverse Probability of Treatment Weighting. Journal of Gastroenterology, May, 11, 2016.

English ver.

http://www.med.nagoya-u.ac.jp/english01/dbps_data/_material_/nu_medical_en/_res/ResearchTopics/2016/nacrt_20160518en.pdf